会長のかざまです。
3月19日に発売されました、新書サイズの『はずめし』、お手にとっていただけたでしょうか?
さっそく「おもしろい!」という、声をあげてくださったのが、
秋田県横手市で「天の戸」というお酒を造っている、
浅舞酒造の森谷康市杜氏。
前回、秋田で行われた「清酒鑑評会」のお話をしましたが、その時『はずめし』単行本をお渡ししましたら、
「天の戸」のHPで絶賛。
さらに、森谷杜氏の学生時代の「はずめし」まで紹介してくださいました。
それも、なんと3品!
そこで今回は、「杜氏のはずめし」第1弾をお届いたします。
ハンカチを用意して、お読みください。
【はずめし告白】
学生の頃、食事の定番は鯖缶でした。
タマネギが敷かれているとご馳走でした……。
そんなある日、肉売り場で牛の脂(あの白いカタマリ)が、私にウインクしていたのです。自由にお持ち下さいとも書いてあります。
これが「脱鯖缶」、歴史が動いた瞬間です。
それからというもの、
この脂でタマネギを炒め醤油で味付けする「牛なし牛丼」
は、私のヒットとなったのでした。
《お断り》ただし、紅しょうがを付けないとあきます・・・。
「牛なし牛丼」ですか……。
夏には田で酒米をつくり、冬には蔵に入り銘酒「天の戸」を造る、人呼んで「夏田冬蔵」。
森谷杜氏にもこういう時代があったのですね……。「脱鯖缶」ですよ……「紅しょうがをつけないとあきます」ですよ……
「私のヒット」「歴史が動いた瞬間」とまで言い切った感動体験ですよ、みなさん!
あなたには、こんな「食の感動体験」あるでしょうか……!
杜氏にウインクした、牛脂。それを使って、作らせていただきましたのが写真の一品。
たまたま、和牛のよい牛脂が手に入りまして、
もう、○○家や○屋のより旨い、凄い!
汁ダクがまたイイ(醤油にみりんか砂糖を加え少し甘くし、水を少し加え煮ると絶品だ)。
杜氏、美味しくいただきました。もちろん「天の戸」と一緒にですよ!
(こちらは「ウインク」牛脂♪をいためているところ。タマネギ投入直前!)
さて、次回第2弾は、渾身の「はずめし」、『見た目カツ丼』のお話を!(つづく)
←ブログランキングにご協力下さい★クリックお願いします!